空論上の砂、楼閣上の机。

The Castle of Indolence

読書録:『居るのはつらいよ』

この本が出たのは2019年2月で当時から非常に話題になっていたことをいまだに覚えています。そして数日前まで買いそびれ続けていたのですが、ついに(図書館は予約でいっぱいだったので)意を決して2200円を払って読んでみました。著者のコメントはこちら:

book.asahi.com

本書のメインテーマは臨床心理学におけるケアとセラピーです。したがってまあ、この記事に「医学」のカテゴリをつけるのは本当は不適切なのですが、私は心理学サイドからではなく精神医学サイドから読む癖がついてしまったということでご寛恕ください。正直、途中までは(本質的には)割と聞いたことがあるような話が続いていたのですが、最終章で度肝を抜かれました。衝撃。ただ、もしかしたら臨床心理学を勉強している方にとっては実は当たり前のことしか書かれていないかもしれないので、図書館で借りれるならそれで問題はないかなと思います。文章自体は読みやすいので、貸出期限を過ぎることはないはずです、たぶん。でも買う価値があると個人的には思えた一冊です(という判断そのものが……)。